立春のお祝いを申し上げます。
二十四節気の最初となる「立春」。春の気が生まれ、万物が生き生きと活動を始める季節の到来です。

実際にはまだまだ寒さが続くため体を冷やさないための養生が最重要となりますが、自然は確実に春へと向かいコペンハーゲンでも今日から日の出が7時台(7時59分!)になりました。ほんの少し前までは朝9時でも暗かったことを思うとその違いに感動すら覚えます。
『春三月、此謂發陳。天地倶生、萬物以榮。夜臥早起、廣歩於庭、被髮緩形、以使志生。生而勿殺、予而勿奪、賞而勿罰。此春氣之應、養生之道也。逆之則傷肝、夏爲寒變、奉長者少。』《黄帝内経素問・四氣調神大論第二 》
現存している最古の医学書であり中医学(漢方)のバイブルともいえる黄帝内経(こうていだいけい)には、万物が生まれて活動を始める季節に合わせて心も体も伸びやかに過ごすことが大切だと記載されています。
自然と人との調和を目指す中医学。それを食で実現するための薬膳料理。
春は実際にどう過ごし、何を食べるべきなのか。養生をしないとどんなことが起こるのか。春の中医学的解説と、起こりやすい不調、そのメカニズム、対処法も含めて。ゆっくりと訪れる北欧の春を楽しんでいただくための、春の養生薬膳教室を3月に開催します。(詳細は近日中にこのホームページ内でご案内します)
また3月9日には、デンマーク日本人会様の総会において薬膳のミニ講座も開催させていただきます(こちらはデンマーク日本人会会員の方限定です)。
皆様に素敵な春が訪れますように。